情報提供医師

武藤 真隆 医師(名古屋ひざ関節症クリニック 院長)

日本整形外科学会認定 専門医/身体障碍者福祉法指定医(肢体不自由)/難病指定医

武藤医師の詳しいプロフィール

歩くだけでも痛む膝を治すことはできますか?

数年前に変形性膝関節症と診断され、病院に通院して注射や運動療法などを続けてきました。ですが、最近になってただ歩くだけでも膝に痛みを感じるようになってしまい、つらいです。できれば手術は避けたいのですが、いい治療法はありますか?

ヒアルロン酸注射などの保存治療が効かなくなった場合、次の選択肢となる一般的な治療法は、人工関節置換術や骨切り術といった手術治療です。手術以外の治療を選びたい場合は、自由診療である再生医療が新しい選択肢として挙げられます。
それぞれの治療法のメリット・デメリットをご紹介しましょう。

■手術治療のメリット・デメリット

骨切り術 人工関節置換術
メリット 膝の変形の進行を予防し、人工膝関節置換術の時期を遅らせることができる 膝の痛みを改善し、歩行能力が改善する可能性がある
デメリット 手術にともなう合併症リスクがある、いずれは人工関節になる可能性がある ・手術にともなう合併症リスクが高いため、適応をある程度限定(保存治療で効果がなく、日常生活が制限されて生活困難な方)して行っている・金属の経年劣化によって再置換術が必要になる可能性がある

 
手術治療は除痛効果があり、痛みがとれる可能性がありますが、一方で、比較的高いリスクと合併症が伴います。

手術治療で考えられるリスク・合併症

  • 出血
  • 手術による出血が多い場合は、輸血が必要となることがあります。
     

  • 感染症
  • おおよそ100人中1人か2人程度、感染症が起きる可能性があります。
    その場合は、早期に外科治療を行いますが、治療が長期化し、複数回の手術が必要になることもあります。
     

  • 静脈血栓塞栓症(VTE)
  • いわゆるエコノミークラス症候群で、血液が固まって血管の中に血栓ができる疾患です。足のむくみや腫れ、痛みなどが主な症状ですが、肺動脈に血栓が詰まった場合は、重篤なものだと心停止など、命にかかわることもあります。
     

  • その他
  • 術後の認知症やせん妄、長期リハビリや長期入院などのリスクがあります。

■再生医療による治療

当院では、変形性膝関節症の治療として再生医療を提供し、膝の痛みや生活の質が改善することを目標に治療しています。
当院が行う再生医療は膝への注射のみなので、体の負担が少なく入院は不要、すべて日帰り治療です(事前に採血などが必要となりますので、数回程度の通院は必要になります)。例えば、ご年齢やお体の状態から人工関節置換術は難しい、と言われたご高齢の方でも受けていただけます。もちろん手術を受けたくないという理由などがある、若い年齢の人にも、再生医療は数多くの方々に受けていただいています。年齢だけで言うと、20歳から90歳以上の方まで、成人後であれば全年齢層の方に治療を受けていただくことが可能です。
また、一時的に痛みを抑えるヒアルロン酸などとは異なり、関節機能の改善や変形性膝関節症の進行抑制が期待できるところも大きな特徴です。
 
ご質問者さまは、現在治療を受けていて効果があまりなく困っている、手術は希望しない、とのことなので、再生医療がおすすめです。ぜひ一度当院へご来院ください。膝の状態を診断させていただいたうえで、再生医療の効果や適応について、詳しくご説明させていただきます。
 
当院の再生医療について、詳しく知りたい方はこちら
再生医療の膝治療

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