膝の音がよく鳴るのはよくないことなのでしょうか?

屈伸運動などをしたときによく膝が鳴ります。痛みや動かしにくさなどは特にないのですが、膝が悪くなる可能性はありますか?

ポキッというような、音が時々鳴る場合はあまり問題ないのですが、もし何度も音が鳴る場合や異常な音が出る場合は、注意が必要です。

ポキポキなどの音が頻回にしたり、ゴリゴリ、ジャリジャリなどの音が1回でも鳴ったりするようであれば、変形性膝関節症の状態になっている可能性があるので、一度クリニックを受診していただくことをおすすめします。

■膝の音以外で注意すべきこと

下記のような方は、変形性膝関節症になりやすい傾向があります。体を健康に保つことで、変形性膝関節症の予防・改善につながります。
 

  • 肥満気味である
  • 毎日定期的に運動することと、栄養バランスを考えた食事をしましょう。BMI22前後を目指し、体重コントロールをしましょう。
     

  • あまり運動をしない(足の筋力がない)
  • 筋トレや膝のストレッチをして、筋力をつけましょう。等尺性筋トレである大腿四頭筋の筋力訓練、ウォーキングなどがおすすめです。また運動するときは転倒して骨折しないように安全な場所で行いましょう。
     

  • 正座をすることが多い
  • 正座は膝に負担がかかる動作です。なるべく避けるようにしましょう。
     

  • 糖尿病や脂質異常症、高血圧などの持病がある
  • 上記疾患がある場合は、必要に応じて治療しましょう。これらは血流が滞りやすい疾患なので、軟骨代謝が悪くなり、膝の状態を悪化させる可能性があります。
     

  • 骨粗しょう症である
  • 膝関節周囲の骨がスカスカになり、骨がもろくなることで、軟骨下骨折(関節面への繰り返す荷重負担によって生じる骨折)が起こりやすくなります。そうすると、骨がつぶれて膝の変形が進んでしまいます。治療して骨密度を維持し、健康な骨を保つようにしましょう。

 
その他に、膝は冷えると痛みが出やすいため、サポーターや市販されている温熱用品で温めて、血行を促進する(低温やけどに注意しましょう)、靴の中に中敷きを敷いてクッション性を高め、膝への衝撃を減らす、なども変形性膝関節症の予防・改善に効果的です。

変形性膝関節症は適切な治療を受ければ進行を最小限に抑えて症状を軽くすることが可能です。進行度が早ければ早いほど治療効果も得られやすいので、膝に違和感のある場合は早期受診をお勧めいたします。

はじめての来院予約よりお問い合わせの上、お気軽にご来院ください。

情報提供医師

武藤 真隆 医師(名古屋ひざ関節症クリニック 院長)

日本整形外科学会認定 専門医/身体障碍者福祉法指定医(肢体不自由)/難病指定医

武藤医師の詳しいプロフィール

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